About
「大きな土地で小さな生活」をしてみたい。
そんな漠然とした憧れからスタートしました。
田舎の鮨屋で育ってきたからか、この生活には、かまどや囲炉裏など現代一般家庭では見ることが少なくなったモノたちが自然と結びつきました。
人の生活の中心には「灯」が存在する。
火でごはん作り、陽の中で自然の恵みを食し、灯を囲んでお酒を飲んで、最後は灯を手に部屋に戻り、あとはゆっくり眠るだけ。
そんな「灯」と「寝床」のある風景を思い描きました。
標高1100mの大きな土地の小さな母屋で食事を楽しみ、70m離れたテントへ帰る。ただただのんびりと、夜は上を見上げれば星空や酔い覚ましの風が心地良かったり。
不便だけど…
この空間を共にした人たちの何かが繋がり、共感覚が生まれ心満たされる、そして森の灯場へまた帰りたいと思ってもらえるような…そんな場所になれるようにと願っています。